Webマーケティングセミナーに行ってきました

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9月24日、インターネット・アカデミー渋谷校で開催されたWebマーケティングセミナーに参加してきました。
受講生と卒業生を対象としたセミナーです。
参加するのは昨年6月のHTML5セミナー以来、ひさびさの2度目。なごやかながらも張り詰めたスクール独特の雰囲気にちょっと緊張しつつ、お世話になった先生方の姿を見るとなんだかほっとします。しかも覚えてくださっているというのがなんだかスゴイ。
先生ってスゴイなぁ。

さて、本題のWebマーケティングセミナーですが、まずはレビットのねじの穴の話からスタートしました。
ホームセンターでドリルを買う客が必要としているもの、
それは「ドリル」ではなく「穴」なのだ。
という話。
顧客が買いたいのは製品そのものではなく、その製品を使って得られる結果、便益であるというわけです。

Webサイトをつくるということは、マーケティング抜きでは考えられないものだと思います。たいていの場合は。
Webサイトを公開することで達成したい目的があるはずなんですよね。「ねじの穴」のように簡単なたとえ話で考えると、私なんかにもわかりやすくて助かります。

Webサイト制作に置き換えてみますと
穴(=目的)は、ブランドのイメージアップ、売上増加など目標となるもの
ドリル(=目的を達成するための手段)は、Webサイトでの表示内容

見方をかえれば、Webサイト制作は目標達成のためのひとつの手段にしか過ぎない、ってことになります。
ひとつの手段にしか過ぎない。
そう考えると、狭くなっていた視野が東京タワーからまわりを見下ろしちゃうよ、ってくらいぱあっとひらけてちょっと一服しよう、これがすべてじゃないのさと、なんだか気持ちに余裕が生まれます。
あ、生まれませんか?
導き出されたい結論がずれたかんじもしますね。(※もちろんこれセミナーで言っていたわけではなく私感デス。)

でも、日々の作業に追われるとデザイナーとしてWebサイトを完成させるのがゴールであるかのように考えてしまいがちですが、本来の目的をまず見失わないようにしよう! と改めて思った次第です。

では次。
「顧客の視点になって考えてみよう」です。
先生が説明してくださったのが、P&Gのファブリーズの成功例。
室内用の消臭・芳香剤に比べて、衣料・布製品用の消臭剤の需要は格段に少ないものでした。でも、「室内の臭いの原因は、布製品の臭いだ。」というこれまでなかった考えを浸透させることによって、ファブリーズは100億円近くを売り上げる商品になったというのです。

ふむ。顧客の視点になって、さらに踏み込んで考えるのが重要そうです。それで、こんなに成長したら楽しそうですよねえ。してやったりって思いますよねえ。
もちろん成功に至るのはそんな簡単なことではなく、風穴を開けるようなアイデアを! と突っ走ってしまうと失敗することもある。マクドナルドの激安戦略のように、というお話もありました。

さて、マーケティングの大切さを踏まえた上で、Webではどんな戦略をうっていけるのかというのが本題です。
Webサイトを制作する上でSEO対策は必須ですが、そこに検索連動型広告を組み合わせて効果拡大をはかろうというものです。

そこで活用したいのが「Googleアドワーズ」。
かなり効率的に、そして簡単に広告できる便利なツールです。ターゲットとする性別、年齢、地域などびっくりするくらい細かく指定できるんですね。インターネットってコワイなーって思うトコでもありますが。
こういうのうまく使いこなせたらいいだろうな。分析とか、しちゃったりして。
しかもGoogle AdWords 認定資格なんていうものもあるんですから、かなり専門化してるんですね。インターネット・アカデミーにも専門講座があるそうです。
これからもっと需要は拡大していくんでしょうねえ。そう思ったらすぐやれって言われそうですが。

Google AdWords、たぶん今後使いこなさなくちゃならなくなるにちがいない、そんな気がします。



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1時間のセミナーでしたが、私は必死にノートをとりましたよ。
学生時代にこの必死さがあれば...。




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