2011年3月アーカイブ

Webデザイナーとひとくちにいっても、デザインだけしていればいいわけじゃない、
というのはわかっていたつもりですが、
なぜか最近はライター並みに記事を書く作業が多いという珍現象が起きています。

文章を書く。ズバリ、不得意分野です。
不得意というと語弊がありますが、ええと、遅いです。ワンセンテンス書き上げるのが。
的確な表現を追いすぎてブラックホールに突入するわけです。
ある意味妥協を許さない、といいますか、緻密な文章といいますか、
あ、良く言い過ぎですか。

そう思って、改めて新聞やら雑誌やらの文章を呼んでみると、
プロの書く文章はうまいなあ...と思います。
しかし、ウェブサイトにおいてはその数も多いだけあって、いろいろ。
ブログは別にしても、記事としてサイトにあがっている文章なのに
読んでいてツライ、なんてこともしばしばあります。

確かに口語のように「〜ですヨ!!」と書いていれば簡単なのですが、
一般の記事においてそれが良いかというと、そうでもないなと
いろいろじっくり読んでみて、思いました。
まず、「!」を多用している記事は読んでいて疲れるということ。
興奮気味な文章に相反して、実際読んでいるほうは、「ふーん」とか「へー」とか、そんな程度です。
わあ、せつない。そんな、書き手と読み手の温度差は、私はなんとしても避けたい。

そもそも、さらっと必要な情報だけわかればいいんだよ。
というのがWebなのかもしれませんが、
深く読んでもらいたい文章であれば、それなりに冷静な文体がいいと
私の脳は判断しました。
熱く煽るような文章では読者は冷め、
冷静な明解な文章で読者の好奇心を呼び起こせば、この先も読み続けてくれると。

さあそこで、冷静で明解で素敵に上品な文章をどうやって書くのか、というと
私は、目指すのはこれだ、という文体の雑誌を読んで世界にどっぷり浸り、書き始めます。
ある意味、憑依。
一貫したスタイルで記事を書くには、の答えが憑依というのもなんですが
文体によってそのサイトのイメージが固定されてしまうわけだし
ブレてはいかんという思いも強い。なにせ素人ですから。

一貫したスタイルの雑誌というのは、見出しの付け方ひとつとっても
きっぱりとカラーが出ていて、あらためて心意気を感じます。
そんなお手本を参考に、衰えかけていた言語野をフル回転させて
魅力的な文章表現を探る日々です。